「さ」

さあ:様 「医者様(いしゃさあ)を 上座(かんざ)い据(す)えっ 快気祝(かいきゆえ) [三條風雲児]」「十五夜様(じゅごやさあ) 悩(なや)ま無(な)か態(ふ)で にこっ出(で)っ [花園ちづ]」
さあい・さあっ:障る
さあい・さあっ:触る
さい:猿 「犬(いん)と猿(さい) 仲良(なか)ゆ異動で 飛(と)ばされっ [塚田黒柱]」「逃げた猿(さい) 消防(しょうぼ)ん衆(し)ずい 狩(か)い出(だ)せっ [有川南北]」
さい・さえ:〜へ・〜の方に 「父(とと)は其処(そ)け 居(お)って母(かか)さい 子は相談(そだん) [栫 路人]」「気を遣(つ)こっ 友達(ど)しゃ台所(おすえ)さい 美味(うん)め言(ちゅ)っ [小森寿星]」
さいがも:是が非でも 「さいがもち 娶(も)ろた嫁女(よめじょ)は 不精者(ふゆしごろ) [桜井末雄]」
さいなあ・さいなら:さようなら
さいまた:猿股 「迷(まぐ)れ霜(じも) 褌(へこ)も猿股(さいま)て 替(か)えさせっ[鈴木一泉]」
さいも:どうしても・是非 「只(ただ)ん如(ご)っ さいも買(こ)え言(ちゅ)う コマーシャル [津留見酎児]」「さいも長(な)ご 生(い)きれち嫁が 義理(ぎい)の愛想(えそ) [久永桂心]」
さいもい:是非 「さいもいち 買(こ)たエコカーも 車庫(しゃ)け眠(ねぶ)っ [西 幸子]」
さいもが:是非とも 「奢(おご)ったて さいもが払(は)るち 故郷(さと)ん友達(どし) [湯田青秋]」
さえん:冴えない 「こや誰(だい)か 鏡(かが)み映った 冴(さ)えん顔(つら) [堂園三洋]」
さお:〜よね(相手に念を押し同意を求める
さかい:盛り 「胸も尻(し)も ひっ破(ぱし)ろそな 娘(おご)盛(ざか)い[楠八重渓流]」「伸(ぬ)っ盛(ざか)い 羽釜(はがま)ん底を こさっ切(き)っ [谷村まさゑ]」
さかい:さかり・発情期 「発情(さかい)猫 女房(かか)が大声(うごえ)で 追散(うち)らけっ [金井一馬]」「尼寺ち 知(し)たじ精一杯(せっぺ)な 発情(さかい)猫 [筧 三平]」
さがい:お下がり 「妹(いもっ)達(た)ちゃ 下(さ)がいの服(ふっ)で 辛抱(きば)らせっ [二見愚楽満]」「リサイクル お下(さ)がゆ案山子(おど)しゃ 黙(だま)っ着(き)っ [鈴木芳子]」
さがい・さがっ:下がる 「刺(せ)た殺(こ)れた 命(いのっ)の値打(ねう)ちゃ 下(さ)がい放題(ほで) [岩崎美知代]」「ボイン言(つ)が ブラジャが無(な)かや ぶら下(さ)がっ [楠八重渓流]」
さかし・さかしか:元気な・健康な・壮健な 「食(く)も飲(の)んも女房(かか)が下知(げ)つしっ健(さか)し五体(ごて)[稲留明天]」「一生(いっしょう)が勉強(べんきょ)じゃんさち健(さか)し爺(じじ)[栫 路人]」
さかしん:逆さま 「仕返(へんぽ)じゃち 膏薬(こや)く逆(さか)しん 毛ずい剥(へ)っ [平瀬芙蓉]」
さかしんめ:さかさまに・逆に 「逆(さか)しんめ桜島(しま)を股座(またぐ)れ貝(け)を漁(あさ)っ[仮屋一発]」「逆(さか)しんめ 地図をば睨(ねぎ)っ 行(い)っ着(ち)かじ [永谷 勝]」
さかだい:酒樽
さかぼっ:逆さ箒 「逆箒(さかぼ)くば 握(にぎ)った影が 障子(しょ)じ映(うつ)っ[植村聴診器]」「尻(しい)の長(な)げ 野暮にゃ逆箒(さかぼっ) 効(き)けはせじ [若葉]」
さかむけ:旅帰りの者が近親者を招いて酒宴をすること 「旅行(たっ)土産 逆迎(さかむ)けじゃっち 御礼(ごれ)ん料理(じゅい) [西 幸子]」「家族中(けねじゅ)しっ 坂迎(さかむ)け爺婆(じば)ん 旅行(たっ)帰(もど)い [日隈英坊]」
さぎい・さぎっ:褪せる 「倦怠期 色気も褪(さ)ぎっ 大(ふ)て欠伸(あくっ) [吉岡道場]」「錆(さっ)くれが 家宝(かほ)ち褪(さぎ)った 袋(ふく)れ入(い)っ [隈元三植]」
さく:農作 「農業(さ)く止(や)めっ米は買(こ)た方(ほ)が安(や)しち知(し)っ[佐伯山神]」「まだ百歳(ひゃっ)じゃ ギネす狙(ね)ろどち 農作(さ)き頑張(きば)っ [佐土原 隆]」
さくい・さくっ:避ける 「クリスチャン じゃって仏滅(ぶつめ)ちゃ 挙式(し)く避(さ)けっ [樋口一風]」
さぐい・さぐっ:下げる 「改革(かいかっ)で 年金ずいも 下(さ)ぐい腹 [安藤孟宗竹]」
さぐい・さぐっ:提げる 「猪(し)す煮たち 鍋とめ提(さ)げっ 訪(こと)っ来(き)っ [郷田悠々]」「守銭奴(にぎい)じゃが 結納(かなめ)にゃみごて 鯛(て)を提(さ)げっ [稲田切株]」
さぐい・さぐっ:探る 「空財布(からふぞ)が 懐(つくら)を探(さぐ)い 真似をしっ [有馬凡骨]」「頭(びんた)せえ 視線ぬ移(う)ちっ 歳(と)す探(さぐ)っ [樋口一風]」
さくにん:農民・農家
さけ:境界・境 「見事(みご)て禿 帽子(ぼし)で決まった 顔(つら)ん境(さけ)[山下矢絣]」「違(ち)ご言(ちゅ)どん 吝嗇(けち)と節約(かんじゃ)か 知(し)れん境(さけ) [郷田悠々]」
さけいさけ:境界争い 「言(い)わにゃ損 言(ゆ)えば喧嘩ん 境(さけ)争いさけ [新地十意]」「竹ん子を 奪合(ばこ)た揚句(あげ)きな 境界(さけ)諍(いさ)け [畑山真竹]」
さけぎ:境界を示す木 「問題の 境界木(さけぎ)を流(な)げた 山崩れ [入来創雲]」
さげっくっ:土産を持って訪れる 「呼(よ)っ付(つ)けっ 叱(が)ろち思(おも)たて 提(さ)げっ来(き)っ [松元清流]」「何(ない)の用事(ゆし) じゃろかい一升(いっしゅ) 提(さ)げっ来(き)っ [有川南北]」
さけのん・さけのんごろ:酒豪・大酒飲み
さこ:小さな谷 「炭小屋(すんごや)ん 爺(じ)あ山峡(さこ)ん虹(に)ず 独(ひと)い占(じ)め [福原福多]」
さこだ:谷間に作る田 「罅(ひっ)割(わ)れた 迫田(さこだ)じゃ蛙(びっ)も 雨頼(だよ)い [久永 強]」「迫田植(さこだう)え 畦(あぜ)い合(お)たごっ 上手(じょ)じ曲(ま)げっ [楠八重渓流]」
さこんたろ:水車を使った昔の精米所 「さこんたろ 末吉(すえよ)し活気 取(と)い戻(も)でっ [満留ぐみ]」「豆腐(おかべ)桶(おけ) 迫ん太郎(たろ)かあ 水(み)ず引張(そび)っ [倉元天鶴]」
ざこんぴ:メダカ 「小魚(ざこんぴ)を 溝(みぞこ)で掬(す)くた 友(どし)と会(お)っ [古川一幹]」
さし:久しい・長い 「年金な 長(さ)し犬(いん)の養生(よ)じぇ 半分(なから)飛(つ)っ [石塚律子]」
さし:藪虱(やぶじらみ) 「夏休(なっやす)ん 子供(こず)ば蝉(せっ)捕(と)い 草虱(さ)す背負(かる)っ [有川南北]」
さし:天秤棒・重いものを運搬する担い棒 「床様(とこさ)めな 爺様(じさま)ん担棒(さし)が 祀(まつ)られっ [上田 格]」 」「担棒(さし)の先(さ)き 蜻蛉(ぼい)が休(よ)くちょい 野良(はい)帰(もど)い [中村雲海]」
さしあっね:行商(天秤棒を担いで売り歩く) 「担棒(さし)商売(あっね)郷中(ごじゅ)ん噂(うわさ)も撒(め)て歩(さ)れっ[津曲とっこ]」
さしかぶい:久しぶり 「久振(さしかぶ)い妻(かか)い動悸(とため)っ蹴(け)ゆ食(く)ろっ[捨禄]」「久(さ)しか振(ぶ)い 会(お)て挨拶(えさっ)よか 先(さ)き涙(なんだ)[お茶女]」
さしくろ:錆びる 「ないもけん さしくろっ しもた」(何もかも錆びてしまった)
さしくん・さしこん:差し込む 「ぼやし婆(ばば) 鍵(か)ぐば差(さ)し込(こ)ん 街(ま)ち外出(でば)っ [国生千鳥]」
さしげた:高下駄 「高下駄(さしげた)で 威張(いば)っ歩(さ)るちょい 小短躯(こじっくい) [堂園三洋]」「高下駄(さしげた)で デカンショ歌(う)とた 頃もあっ [西迫順風]」
ざしっ:座敷
さしつけ:早速・早々 「さしつけち 言(ゆ)たがごろいと 待(ま)っつけじ[田原大黒]」「運悪(ふわ)り束子(そら) さしつけ便所(まな)け 使(つ)こわれっ [中村雲海]」
さしん・しゃしん:刺身 「パック共(と)め 半値ん刺身(さし)む 出(だ)す肴(しおけ) [岩崎美知代]」「キッナゴを 刺身(さしん)に頼(たの)ん 女房(かか)ん度胸(どきょ) [亀甲万年]」
さす:久しく・長く 「長寿(ちょうじゅ)国(こっ)言(ちゅ)どんベッドい久(さ)す「寝(ね)」せっ[上薗佳笑]」「子ん為ち 箪笥ん中で 久(さ)す生(い)きっ [入来院彦六]」
さすい・さすっ:させる 「一気飲(の)む 菊鉢(きっば)ちさすい 旅(たっ)帰(もど)い [安藤孟宗竹]」「偏差値が 合点(がてん)ぬさすい 志望校 [澤津乙名]」
さすい・さすっ:摩る 「まだ食(く)えち 背中を摩(さす)い バイキング [堂園三洋]」「癌の亭主(て)す 介護寒(さ)み夜(よ)も 背を摩(さす)っ [山内成泰]」
さずなぐい・さずなぐっ:匙を投げる・あきらめる 「女房(かか)んヒス どげんもならじ 匙(さ)ず投(な)げっ [新地十意]」「横(よん)ご杵(ぎね) 子ん横(よん)ごいな 匙(さ)ず投(な)げっ [上山天洲]」
さずむ・さずん:治まる・静まる・鎮まる 「ひとまくい 吠(ほ)ゆれば鎮(さず)ん 横(よん)ご杵(ぎね) [畑山真竹]」「静(さず)だ晩 姑(しゅと)ん寝息(ねい)くば 確(たし)かめっ [西 萌]」
させっ:差すの連用形 「日傘どん 差(さ)せっ野良(はい)来た 街(まっ)の嫁 [金井一馬]」「相合傘(あいえがさ) 雨あ止(や)んだて まだ差(さ)せっ [内野茶柱]」
さだち・さだっ:夕立 「来た夕立(さだ)ち ダッシュをかけた 爺(じ)は元気 [西ノ園ひらり]」「布団干し 丸洗(まるあ)れいした 俄雨(さだっ)奴(わろ) [市来流星]」
さだっあめ・さだっぢゃめ:夕立・俄雨 「俄雨(さだっあめ) 美人(シャン)の傍(そば)せへ 走(はし)い込(く)っ [有村土栗]」「夕立雨(さだっあめ) 日向ん匂(かざ)を 残(の)けっ止(や)ん [中屋合対]」
ざち:雑に 「難儀しっ 納めた税(ぜ)ゆば 雑(ざ)ち使(つ)こっ [市来流星]」
さっ:将来・行く末 「子(こ)ん将来(さっ)が 大体(てげてげ)見(み)えっ 犬(いん)自慢(じまん)[平田智子]」「先(さっ)が無(ね)で 楽(たの)し事(こっ)かい 日取(ひど)ゆしっ [今井夢紫]」
さっ:農業・農作業 「神主殿(ほいどん)ぬ 農作業(さっ)が待(ま)っちょい 神無月(かんなづっ) [大重爆笑]」「嫁は床(と)け 飾(かざ)っち嫁(き)たて 始終(ねんじゅ)農作業(さっ) [馬込白鯨]」
さっ:錆 「不況風(ふきょうか)ぜ 大工(でっ)の道具(しょどっ)も 錆(さっ)が付(ち)っ [平瀬芙蓉]」「錆(さっ)包丁(ぼちょ)で 芋蔓(いもづ)い繋(つ)ねだ 漬(つ)け大根(でこん) [内野潤一]」
さっ:お札 「小(こ)め役者(やっ)しぇ 見得を切(き)っ度(かし) 札(さっ)が舞(も)っ [有馬純秋]」
さっ:咲く 「朝晩な 寒(さ)みが梅(うんめ)が 咲(さ)っでっけっ [三條風雲児]」「からからは 梅が咲(さ)っとが 待(ま)っ長(な)ごし [酒匂えみ]」
さっ:裂く 「遠(と)え耳(みん)が 老爺(おんじょ)ん仲を 裂(さ)っ出(で)けっ [加治佐谷山犬]」
さっ:先 「考(かん)ぐれば 怪(あや)しか五時かあ 先(さっ)の亭主(てし) [平中小紅]」「歯痒(はが)い事(こっ) 昼飯(ちゅはん)な年中(ねんじゅ) 猫が先(さっ) [満吉満秀]」
ざっ:雑・粗雑 「雑(ざっ)な絵 をみごっ描(け)たがち 褒(ほ)むい母(はほ) [二見愚楽満]」
ざっ:ざっと 「朝寝女房(かか) 髪(かん)なギッタで ざっ縛(きび)っ [浜田絡繰]」
さっかあ:さっきから 「気いないが 先(さっ)かあやあれ 溜息(うい)く付(ち)っ [永徳天真]」
さっがくい・さっがくっ・さっがくろ・さっがねい・さっがねっ:錆びる・錆びつく
さっかぶい:久しぶり 「久振(さっかぶ)い 過疎が賑(にっぎゃ)け 選挙戦 [小平田清治]」
さっくれ:錆・錆びついたもの 「魚(いお)ん方(ほ)が 錆食(さっく)れ出刃(でば)い け驚(たま)がっ[有川八味]」「パソコンも 錆(さっ)くれ頭(びん)て 擾(こな)されっ [田原大黒]」
さっくろ:錆びつく 「過疎いなっ ゆっさんごんも 錆(さっ)くろっ [入来創雲]」「リストラい 匠(たくん)の技術(わざ)も 錆食(さっく)ろっ [岩崎美知代]」
さっさ:その間(あいだ)・〜まで 「婆(ば)が二人(ふたい) バス来(く)い間(さっさ) 孫ん自慢(ぎら) [今隅くま五郎]」「蚊がおっち 見付(みし)くいさっさ 追(う)て回(まわ)っ [馬場日登巳]」
さっざっ:先々 「先々(さっざっ)で 情(なさけ)い出会(でお)た 貧乏(びんぶ)旅行(りょこ) [津留見一徹]」「先々(さっざ)きな 子が難儀すっ 名を付(つ)けっ [有馬純秋]」
さっしゃぐい:差し上げる・進呈する
ざっつ・ざっつどん:座頭 「ざっつが めをかえさんうち」(座頭が目をひっくり返さないうちに・ほんの短い間に)
さっにん:百姓・農民 「百姓(さっにん)も 俺(おい)で終(し)めかち 鍬(くゎ)を握(にぎ)っ [入来創雲]」「作人(さっにん)な 多忙(せし)け時(ど)か赤子(こ)も 連(つ)れっ出(で)っ [堂園楽志]」
さっのよ:あの世・冥土・来世 「先(さっ)の世も お前と言(つ)たや うんにゃ言(ちゅ)っ [中村雲海]」「先(さっ)の世も 貴方(あんた)が良(よ)かち 嘘も嘘 [諸木小春]」
さっぱい:さっぱり 「振られ青年(にせ) さっぱいしたち 負け惜(おし)ん [上山天洲]」「課長(かちょ)い掘(ほ)っ さっぱいしたち 送別会(そべっかい) [谷口雲城]」
さっばっ:硬直する 「硬直(さっば)って 倒れた娘(おご)ん 惜(お)し器量 [桜亭]」
ざっぺらっ:おおまかに・いい加減に・大雑把なさま 「早(は)よ飲(の)もち 幹事ん挨拶(えさ)ちゃ ざっぺらっ[森山厚香]」「亭主(て)しさせた 洗(あ)れやっめどま ざっぺらっ [徳吉一笑]」
さっもなか・ざっもなか・さっもね・ざっもね:方法もない 「使(つ)けざっも 無(な)かしこ貯(た)めっ まだ貯(た)めっ [塚田黒柱]」「蚊帳が無(ね)で 逃(に)げざっも無(な)か 大雷(うがんない) [西ノ園ひらり]」
さで:強調の意の接頭語 「旅(たっ)の宿 品格(ひんかっ)なんだ さで投(な)げっ [折田さくら]」「調子(ちょ)し乗(の)った 役者(やっしゃ)が舞台(ぶて)を さで落(お)てっ [澤津乙名]」
さと:砂糖 「砂糖(さと)塩ん 加減な婆(ばば)ん 年季(ねん)き聞(き)っ [石塚律子]」「半夏生(はげ)団子(だご)ん 湯浴(ゆあ)びゆ砂糖(さと)い 転(ころ)ばせっ [菖蒲谷天道]」
さとじょちゅ・さとじょつ:女性用に砂糖で甘くした焼酎 「砂糖(さと)焼酎(じょちゅ)で 話が落(お)てた 女(おなご)模合(もえ) [郷田悠々]」「砂糖(さと)焼酎(じょちゅ)が 亭主(とと)を肴(しおけ)い やれ賑(はず)ん [桑元行水]」
さとだよい:里便り 「新米(にかこめ)い諭吉(ゆき)ちょ抱(だ)かせた里便(さとだよ)い[吉丸セツ子]」
さとっ:悟る 「若(わ)けなあち 言(い)われっ若(わ)こは 無(ね)ち悟(さと)っ [佐土原 隆]」
さともどい:里帰り 「ちょっとした泥棒(ぬすっ)て遭(お)たよな里帰(さともど)い[津留見酎児]」「里帰(さともど)い食放題(くほで)食(く)た上(う)へ持(も)っ限(かぎ)い[上山天洲]」
ざなか:座敷 「ブラジャーの パットあ座敷(ざな)け 別(べ)ち干(ほ)せっ[前田一天]」「座敷(ざなか)をば 衣装(いしょ)ん海(う)みした 旅行(りょこう)前[こまめ]」
さなぼい・さなぼり:早苗饗(田植えの後の慰労会) 「機械植え 田植祭(さなぼ)ゆ抜(に)だや 可哀相(ぐら)し上戸(じょご) [平松鉄夫]」
さね:種子 「梅(うんめ)好(ず)っ 爺(じ)どま種子(さね)迄(ずい) 噛(か)ん砕(くで)っ [堂園楽志]」「柿(かっ)の種子(さね) 多(う)かと繋(つな)げっ 首飾(くっかざ)い [大久保胡坐]」
さね:〜へ・〜の方へ 「携帯(ケータイ)を 握(にぎ)っ風呂さね 怪(あや)し亭主(とと) [尾崎若狭]」
さねこっ:蓋骨 「骸骨(さねこっ)が 年金ぬ貰(も)ろ 長寿国(ちょうじゅこっ) [有川南北]」「脛齧(すねかじ)い 骸骨(さねこ)ちなろが 放(はな)させじ [平瀬芙蓉]」
さのぼい・さのぼり:早苗饗(田植えの後の慰労会) 「加勢(かせ)あせん婿が早苗饗(さのぼ)ゆ盛い上げっ[瀬戸口抱洋]」「早苗饗(さのぼい)も かった弾(はず)まん 機械植え [日高山伏]」
さば:着物の裾にはね上がった泥土 「雨ん振(ふ)い 新品の服(ふ)き さばが飛(つ)っ [園田御岳]」
さばくい・さばくっ・さばくる:はかどる 「葬儀(おんぼ)加勢(かせ )人数(にし)が多(う)こして 捗(さば)くれじ [山路野菊]」
さひかぶい:久し振り
さびし・さびしか:寂しい・淋しい 「混浴(こんよっ)の 野郎共(やろど)み恥(げん)ね 寂(さび)し胸 [堂園三洋]」「二次会の 歯止め寂(さび)しち 亭主(て)しメール [上籠若菜]」
ざふき・ざふっ:雑巾 「倹(つま)しごろ雑巾(ざふ)きなろそな褌(へこ)をしっ [速男]」「婆(ば)が子守(こも)や 洟(はな)も雑巾(ざふっ)で ひん拭(ぬぐ)っ [大野彦星]」
さふん:石鹸 「洗濯機(せんたっき) 多(う)わか石鹸(さふん)に 泡(ぶっ)の花 [細山田妙子]」
さぼい・さぼっ:さぼる 「田植え時(ど)き さぼっちょいよな 休耕田(きゅうこでん) [樋口一風]」
ざま:醜態・情けないさま 「年(とし)の沙汰 点滴(てんて)きょ拝(おが)ん 様(ざま)なこっ [西 幸子]」「ほろめてん 様(ざま)な政治は 良(ゆ)はならじ [三條風雲児]」
ざまあなか・ざまあね:みっともない 「女房(かか)ん方(ほ)が 高(た)けでキッスん 様(ざま)あのし [平中小紅]」
ざまたれ:醜態・みっともないさま 「醜態(ざまたれ)を 成人式(せいじんしっ)で 曝(さら)け出(で)っ [江平光坊]」
ざまな・ざまね・ざまんね:意気地のない・様にならない 「ざまな兄弟(きょで)親ん介護で肚(はら)探(さぐ)い[横手五月]」「大笑(ひたわ)れで 顎が外れた ざまね奴(わろ) [有川南北]」
さみ・さみか・さむか:寒い 「寒(さ)み言(ちゅ)亭主(と)て動(いご)けち箒(ほ)くばあてご女房(かか)[猪八重一子]」「寒(さ)み晩に 女房(かか)い手を出(で)っ 屁を貰(もろ)っ [雄牛]」
さむっ:覚める 「叶(かの)た願(ね)げ 夢から覚(さ)めっ 横(よ)けな婆(ばば) [かぼす]」「大鯛(うで)を釣(つ)っ 苦労(くろ)すい捌(さば)き 目が覚(さ)めっ」
さむっ:醒める 「女房(かか)ん目い 連(つ)れん友達(どし)ずい 酔(え)が醒(さ)めっ [日高山伏]」「酒癖ん 別(べっ)な人格(じんか)き 酔(え)も醒(さ)めっ [永徳天真]」
さめ:〜へ・〜の方へ 「少(ちっ)とずっ 目立(めだ)っ腹さめ 子守(こも)い歌 [上薗佳笑]」「メダルどま 滑(すべ)っ他国(よそ)さめ はっ行(ち)たっ [田原大黒]」
ざもっ:座持ち(座の興をさまさないよう客をもてなすこと、また人) 「座持(ざも)っ女房(かか) 横杵(よんごぎね)ずい 笑(わる)わせっ [津留見一徹]」「家建(えた)て祝(ゆえ) 座持(ざも)ちゃ管巻(じじら)も 丸(まい)め込(く)っ [楠元フクエ]」
さりっ:歩く 「臨月腹(とつっばら) 手柄面(てがらづら)して 街(ま)つ歩(さ)りっ [中原袖無]」「子は叱(く)るっ 犬(いん)な丁寧(てね)らしゅ 抱(で)っ歩(さ)りっ [澤津乙名]」
さるく・さるっ:歩く 「負(ま)け犬(いん)がドーベルマンぬ引(ひ)っ歩(さ)れっ[桜井吹雪]」「手を繋(つ)ねっ 歩(さ)るっで郷中(ごじゅ)ん 噂(うわ)せなっ [有川南北]」
さわい:差し障り・支障 「支障(さわ)や無(ね)ち 言(ゆ)たが居(お)らんにゃ 茶が沸(わ)かじ[畑山真竹]」「産(さん)の見舞(みめ) パパ似(に)ち言(ゆ)えば 支障(さわ)や無(の)し[江口紫朗]」
さわい:障子
さん:出産 「さんのみめ」(出産のお見舞い) 「産(さん)の見舞(みめ) パパ似(に)ち言(ゆ)えば 支障(さわ)や無(の)し[江口紫朗]」
さんか:寒い 「猪口(ちょっ)どんじゃ 温(ぬっ)もやならん 寒(さ)んか晩 [野瀬曲尺]」「爺(じ)が床い 婆(ばば)がせっ込(く)だ 寒(さ)んか晩 [永井牛山]」
さんぎし・さんげし:竹馬 「師匠(ししょ)ん爺(じ)が 竹馬(さんぎ)し乗って 腰(こ)すばやっ [児玉風呂敷]」「竹とんぼ 竹馬(さんげし)作(つく)や 爺(じ)の特技 [工藤俊文]」
さんけ:寒さに 「なま寒(さん)け 娘(おご)は膝どん うっ出(だ)せっ [津留群志]」「こん寒(さん)け 見(み)い方(ほ)も堪(のさ)ん ミニん娘(おご) [江口紫朗]」
さんけ:寒気 「ずめっ時(と)きゃ 焼酎(しょつ)で寒気(さんけ)を 追散(うち)らけっ [横手五月]」
さんごじゅうご:しばらくして後 「勝手耳(かってみん) 三五十五(さんごじゅご)しっ 返事(へ)ずばしっ [上治唐船峡]」
さんさ:寒さ
さんせん:三味線
さんで:三代 「三代(さんで)家族(げね) 身強(みご)えが笑(わ)れで 切(き)い抜(ぬ)けっ [入来創雲]」「三代目(さんでめ)ん 舵(かっ)取(と)い不安(せわ)な 北朝鮮(きたちょせん) [米元年輪]」
さんとっさがい:時期遅れ・時間外れ 「不精(ふゆし)ごろ 三刻(さんとっ)さがい 来た賀状 [有川南北]」
さんにょ:計算・算用 「貰(も)ろた野菜(やせ) 買(こ)えばどしこち 計算(さんにょ)しっ [亀甲万年]」「申告(しんこ)きな 算用(さんにょ)い強(つ)よか 女房(かか)を派遣(や)っ[牟田島世音]」
さんねんかたふ:三年片頬(男は三年に一度だけ片頬で笑え、やたらに笑ったり泣いたりするものではないという昔の教え) 「大笑(ひたわ)れも 青年(にせ)は片頬(かたふ)ち じっ我慢(きば)っ [白澤黒猫]」
ざんねんかぶい:頬っ被り 「麦踏(むっふ)んに 頬被(ざんねんかぶ)い 蟹(がね)歩(あゆ)ん [金井一馬]」