逆引き辞典「み」
「み」
見合い:みえ 「見合(みえ)ん
座(ざ)じゃ 上戸(じょご)が茶菓子(ちゃがし)も 食(く)てみせっ [前田セツ]」
見合う:みお 「狭(せ)め道(みっ)で 若葉(わかば)マークが 見合(みお)た儘(ない) [山下山ゆい]」
見上げる:みあぐい・みあぐっ
見合わせる:みあわすい
見受ける:めかかる
見失う:みうしの
見える:みゆい・みゆっ・みえっ 「負け力士 後姿(うしとすがた)が 小(こ)む見(み)えっ [桜井末雄]」
見送る:みおくい・みおくっ 「今(いま)発車(で)った バスを見送(みおく)い 朝寝奴(あさねごろ) [森山厚香]」
見劣る:みおとい・みおとっ
見下ろされる:みおろさるい・みおろさるっ 「
後輩に 見下(みお)ろされちょい 短躯(こじっくい) [おんじょどい]」
見終わる:みとい・みとっ
見かける:めかかい・めかかっ
見苦しい:みぐるし・みぐるしか・みとんなか・みとんね 「服(ふ)く買(こ)たや 見苦(みとん)ね靴(くっ)が
気(き)いしなっ [上山天洲]」
見難い:みにき・みにっか
見応えがある:みでがあっ
見事な:みごて 「見事(みご)て禿(はげ)
帽子(ぼし)で決まった 顔(つら)ん境(さけ) [山下矢絣]」
見込む:みくん
見定める:みさだむい・みさだむっ
見知らぬ:みしたん「花見(はなん)茣蓙 見知(みし)たん虎が 盃(ちょ)く催促(せじ)っ [有馬凡骨]」
見捨てる:みかぎい
見せつける:みせつくい・みせつけっ 「下戸奴(げこわろ)が 高級(た)け焼酎(しょちゅ)を棚(た)ね
見せつけっ [東 五本松]」
見世物:みせむん・みせもん
見せる:みす・みすい・みすっ 「細(ほ)そ見(み)すち 肥満(だんべ)あカメれ 斜(そん)ぎ立(た)っ [金井一馬]」
見損なう:みそこの
見たくない:みろごたね・みろごっなか
見ただけで:みたぶんで 「見たぶんで 魚(いお)が逃(に)ぐそな 釣道具(ついしょどっ) [永井牛山]」
見違える:みちがゆい・みちがゆっ
見つかる:みしかい・みしかっ・みっかい
見つけ出す:みしけでっ 「
笑(わ)れ声(ごえ)で 遊(あ)すじょい女房(かか)を 見(み)しけ出(で)っ [枦山一球]」
見つけられない:みっけださん
見積もり:みつもい
見て貰う:みっもろ
見ない:みらん 「横(よん)ごをば 此(こ)ん頃(ごろ)見らん 言(ちゅ)う横(よん)ご [津留見一徹]」
見ながら:みいみ・みいみい 「女房(かか)ん目を 見(み)い見(み)い焼酎(しょつ)を 素引(そび)っ出(で)っ
[福永四球]」
見習い:みなれ
見に:みけ 「ないがなし 医者ん顔(つら)見(み)け バスい乗(の)っ [有川八味]」
見張る:みはい・みはっ
見惚れる:みとるい
見舞い:みめ 「見舞(みめ)い行たや 別れじゃっつろ 握手(あくしゅ)しっ [小天狗]」
見間違い:みまっげ
見守る:みまもい
見回す:みいまゆっ・みいまわす
見向きもしない:みむっもせん・みむかせじ 「盆甘柿(ぼんごね)が 熟れたて子供(こど)ま 見向(みむ)きゃせじ
[山路野菊]」
見易い:みやし・みやすか・みよか
見破る:みやぶい・みやぶっ
見られる:みらるい・みらるっ
見る:みい・みっ 「側(そば)で見(み)っ 黙(だま)っおっ盗(と)い プロん技 [柳村遊月]」
見るに堪えない:みきらん
見ろ:みれ 「付け根ずい 見(み)れち言(ゆ)おそな ミニん娘(おご) [谷口雲城]」
見分ける:みわくい
見渡す:みわたせっ 「時事吟ぬ 作(つく)ろち娑婆を 見渡(みわた)せっ [吉村伝波]」
見忘れる:みわするい・みわするっ
磨く:みがっ・みげっ 「初(はつ)デート血が噴(ふ)っ出(で)いめ歯を磨(み)げっ [津留見一徹]」
身軽い:みがり・みがるか
右:みっ 「風見鶏(かざみどい) 右派(みっ)も左派(ひだい)も 相槌(えは)を打(う)っ [小瀬一峻]」
右回り:みっまわい 「唐船峡(とうせんきょ) 左利(ぎっちょ)がさがす 右回(みっまわ)い [郷田悠々]」
三毛猫:きしねこ
岬:みさっ
短い:みしかか・みしけ 「
永(なが)か春(はい) 短(みし)けメールで 縁(えん)ぬ切(き)っ [上薗佳笑]」
短く:みしこ
水:みっ 「酔(よ)い醒(ざ)めん 水(みっ)の美味(うま)さを 知(し)たん下戸 [栫 路人]」
水遊び:みっあすっ・みっあそっ・みっあびい・みっじゃびい
「早(は)よ飲(の)もち 風呂は烏(からし)の 水浴(みっじゃ)びい
[堂園三洋]」
水臭い:みっくさか・みっくせ 「
潮時(しおど)くば水臭(みっく)せ焼酎(しょちゅ)が教(いっ)かせっ[棈松睦酔]」
水溜り:みったまい
水漏れ:しびっ
水腹:みっばら 「新弟子が 秤(ちき)い水腹(みっばら) ずし乗(の)せっ [おんじょどい]」
味噌汁:おっけ・みそじゅい・みそすい 「寝込(ねく)だ女房(か)け 味噌汁(おっけ)が美味(う)めち
褒(ほ)められっ [有馬純秋]」
味噌漬け:みそんつけむん・・みそんつけもん
味噌樽:みそだい(遠出をしない主婦) 「現金(げんなま)を 括(きび)っ味噌樽(みそだ)や 旅(た)び
出張(でば)っ [今隅くま五郎]」
霙(みぞれ):ゆっきゃめ
乱れ髪:やんかぶい・やんぼし 「虱(したみ)共(ど)が サーカス為(す)そな 乱髪(やんかぶい) [永田酒楽]」
道:みっ 「師匠(ししょ)と弟子 父親(ちゃん)んち呼ばせん プロん道(みっ) [片平桜子]」
道普請:みっつくい
蜜:みっ 「霜目白(しもばなし) 小枝(こえ)で揺(ゆ)られっ 蜜(みっ)ば吸(す)っ [狩俣康俊]」
ミツバチ・蜜蜂:みっばち・みっばっ
密告する:まぬい・まぬっ・まねっ 「三歳児(みっつご))が 親ん寝語(ねがた)ゆ 婆(ば)べ密告(まね)っ [入来院彦六]」
認める:みとむい・みとむっ
緑:みどい
南:みなん
南風:はえ・みなんかぜ 「予報(よほ)あ南風(はえ) 天気は良(え)どん 座敷(ざな)け干(へ)っ [西 幸子]」
醜い:みにき・みにっか
身震い:みぶれ 「師走(しわす)風(か)ぜ 当(あ)てたや財布(ふぞ)が 身震(みぶ)れしっ [津留見一徹]」
未亡人:ごけどん
耳:みん 「遠(と)え耳(みん)に
おれおれ詐欺が 匙(さ)ず投(な)げっ [佐土原 隆]」
耳穴:みんのす 「耳(みん)の穴(す)で 騒(せか)らし蝉(せっ)が 冬(ふい)も鳴(ね)っ [前田あやめ]」
耳掃除:みんくじい
耳朶:みんたぼ・みんちゃば 「小遣(こつ)け願(ね)げ 孫あ耳朶(みんちゃ)べ 好(す)っちキス [鈴木一泉]」
耳遠い:みんどえ 「良(よ)か説教(せっきょ) 耳遠(みんど)え婆様(ばさ)め 子守唄(こもいうた) [佐伯山神]」
ミミズ・蚯蚓:みみっ・みみんず・めめじょ・めめぞ・めめんじろ 「浮気亭主(て)し 妻(かか)が額(ふ)て
掻(け)た 凄(わ)ぜ蚯蚓(めめぞ) [多田一行]」
脈:みやっ
宮参り:みやめい・ものめ「年(と)しゅ食(く)たや 仕事(しご)ちゃ物詣(ものめ)い 切(き)い替(か)えっ
[畑山真竹]」
名代:めで
明朝:あくいあした・あしたんあさ・あすんあさ
明晩:あしたんばん
妙な:すだ 「
安物(やすもん)が 似合(によ)でよかねち 妙(す)だ褒め様(よ)[郷田悠々]」