逆引き辞典「ぬ」
「ぬ」
抜かずに:ぬかんじ 「長尻客(ながじきゃ)き 栓な抜(ぬ)かんじ 出(で)たビール [小瀬一峻]」
抜く:にっ・ぬっ 「
助手席(じょしゅせっ)の 飲兵衛(のんべ)は気楽(きだ)き 栓ぬ抜(に)っ [山田竜生]」
抜けそうな:ぬくそな 「
好(す)っなんど 腰が抜(ぬ)くそな 亭主(とと)ん世辞(めし) [有川八味]」
抜ける:すっぽぬくっ・ひんぬける
脱いだ:にだ 「やっと脱(に)だ 大根股引(でこんばっち)い 身軽(みが)るなっ [上瀬明星]」
脱いだら:にだや 「退職(やめ)たぎい かつらも脱(に)だや スカッしっ [うずら]」
脱がず:ぬがじ 「小昼(こび)ゆ食(く)ち 地下足袋(じかた)ば脱(ぬ)がじ 這(ほ)て揚(あ)がっ [馬込白鯨]」
脱がせて:ぬがせっ 「マネキンぬ 脱(ぬ)がせっ買(こ)たが 似合(に)おわせじ [針持三毛猫]」
脱ぐ:にっ・ぬっ
脱ぐのに:ぬっかて 「肥満(だんべ)女房(かか) 服(ふ)く脱(ぬ)っかても 深呼吸(しんこきゅ) [福冨野人]」
盗む:おっとい・おっとっ・ぬすん 「側(そば)で見(み)っ 黙(だま)っおっ盗(と)い プロん技 [柳村遊月]」
盗人(ぬすっと):ぬしと 「盗人(ぬしと)どま 一背負(ひとかれ)じゃいが 火は裸 [野村三味]」
盗まれる:おっとらるっ
濡れ衣:ぬれぎん 「濡衣(ぬれぎん)も 被(かぶ)ろそな人(と)を 秘書いしっ [大和元気]」
濡れる:ぬるい・ぬるっ 「濡(ぬ)るっでち 案山子(おどし)も嫌(き)ろた 破(やぶ)れ傘(がさ) [蕨迫四郎]」