逆引き辞典「の」
「の」
農家:さくにん
農作業:さく・さっ 「
農業(さ)く止(や)めっ米は買(こ)た方(ほ)が安(や)しち知(し)っ[佐伯山神]」
農場:さっどこい
農道:さっみっ
農民:さくにん・さっにん 「百姓(さっにん)も 俺(おい)で終(し)めかち 鍬(くゎ)を握(にぎ)っ [入来創雲]」
能力の低い人:ぼんくら
残される:のこさるい・のこさるxる・のこされっ 「花見(はなん)虎(とら) 木の根を枕(まく)れ 残されっ [花園ちづ]」
残した:のけた 「爺(じ)が残(の)けた 金(ぜん)で放蕩息子(ほっぽ)が きし遊(あす)っ [山田竜生]」
残す:のけっ 「立食(りっしょっ)で 欲(よっ)の塊(かたま)ゆ 皿(さ)れ残(の)けっ [西山美代子]」
残り:のこい 「犬(いん)に言(ちゅ)
貰(も)ろた残(のこ)いが 亭主(とと)ん餌(えど) [瀬戸口湯気]」
残る:のこい・のこっ 「嫁(よめ)が先(さ)き 逝(い)たっ死(し)のそな 婆(ば)が残(のこ)っ」
伸び盛り:ぬっざかい 「伸(ぬ)っ盛(ざか)い 羽釜(はがま)ん底を こさっ切(き)っ [谷村まさゑ]」
伸びる:ぬっ・のびい・のびっ
ノミ・蚤:のん 「蚤(のん)の夫婦(みと) 亭主(とと)は逃げ腰(ご)し 下知(げ)つばしっ [田中栄泉]」
飲ませ上手:のませじょし 「飲ませ上手(じょし) 若(わ)け人(て)も兄(あにょ)ち 盃(ちょ)く渡(わ)てっ [田代勝泉]」
飲まない:のまん 「今度飲(の)んずや 飲(の)まんでち 冗談(わや)く言(ゆ)っ [岩崎美知代]」
飲み会:のんかた 「忙(せわ)し言(ちゅ)が 飲(の)ん方(か)てなれば 都合(つご)が付(ち)っ [多田一行]」
飲み難い:のんにっか 「飲ん難(に)っか コップんビール 検尿(けんにょ)後(あと) [渡 純光]」
飲み始める:のんでけっ 「諄(く)で祝辞 下座(しも)じゃちんちん 飲んでけっ [仮屋一発]」
飲み屋:のんや 「遅(お)すなっち 亭主(とと)あ飲(の)ん屋(や)で 残業(ざんぎょ)しっ [入来院彦六]」
飲む:ぬっ・のん 「食放題(くほで)食(く)っ飲(の)ん
放題(ほで)飲んだ女房(かか)ん留守(ずし)[堂園三洋]」
飲むような:のんよな 「茶を出せば 焼酎(しょちゅ)を飲んよな 手付(てつ)くしっ [塚田黒柱]」
飲もう:のも 「早(は)よ飲(の)もち 風呂は烏(からし)の 水浴(みっじゃ)びい [堂園三洋]」
飲んでない:ぬじょらん 「飲酒(ぬ)じょらんち 巡査(じゅん)せ強請(もが)った 縺(もつ)れ舌(じた) [福田鹿角]」
飲んでも:ぬでん 「ごっと起(お)き 飲(ぬ)でん叱(が)られん 今日(きゅ)は正月(しょがっ) [渡 純光]」
飲ん平:のんごろ 「飲(の)ん平(ごろ)で 仕事(しごっ)の好(す)かん 亭主(て)し恵(のさ)っ [那加野黎子]」
野良猫:まぐれねこ 「三晩目(みばんめ)な 布団に這込(へく)だ 野良猫(まぐれねこ) [上田 格]」
乗せない:のせん 「空気(くうき)しか 乗(の)せん日が 多(う)け 過疎んバス [多田一行]」
乗らない:のらん 「煽(おだ)ていな どしたち乗(の)らん 横杵者(よんごもん) [田之上 毬]」
乗る:のっ 「途方無(つがらんね) 儲(も)け話乗(の)っ 谷(ほ)き転落(かや)っ [呑気]」」
鈍(のろ)い:ぬり・てぬり・どぬり 「後(うしと)から ねじゅ巻(ま)こごちゃい 鈍(ぬ)り語(かた)い [満留ぐみ]」