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狂句道場

漢字の当て方について (「渋柿」第656号より) 永徳天真

作句ではことばをかなと漢字で表記しますが、基本的には、漢字のあることばは、漢字で表記すべきだろうと思います。
しかし中には、「又(また)来(く)る」とか、「未(ま)だ来(こ)ない」などの場合は、「また来(く)っちゃ」や「まだ来(こ)んが」のように、かなの表記でもよいと思います。
漢字ばかりが並ぶと、作品がごつごつした感じとなり、読みづらい場合もありますので、句の全体のバランスを考えて漢字ではなくかなで表記することも、一つの作句の方法だろうと思います。

その漢字についてですが、どの漢字を当てるのか、悩むことも多いと思います。
例えば、本来は「会社を辞(や)めた」とか「試験に受(う)かった」と、そのことばに当てはまる漢字があるのに、「退職(やめ)た」「合格(うか)った」などの熟語が、作品の中でよく使われています。
これらの熟語は、見た目に分かりやすいのか、一般化して使われている一例です。
しかし、これらの熟語を多用し過ぎる作句のあり方には、少し問題があるようです。
具体的な熟語の例を示してみます。

探(さぐ)られっ→探求(さぐ)られっ  教(いっか)せっ→教育(いっか)せっ
習(な)るっ→習得(な)るっ      飾(かざ)いなっ→装飾(かざ)いなっ
譲(ゆず)っ→譲歩(ゆず)っ      厳(いみ)し→厳格(いみ)し

漢字の当て方は間違いではないでしょうが、このような熟語を多用した作品が、薩摩郷句を始めようとする初心者には、「薩摩郷句は難しい」というイメージを抱かせる要因となるのではないかと危惧しています。

投句作品の中にも次のような、当て方が気になる漢字がありましたので挙げてみます。
角(すん)→隅(すん)・本当(しん)→真(しん)・執拗(くで)→諄(く)で
介護(み)い→看(み)い・酷(きび)し→厳(きび)し・罰金、量罰(ばっ)→罰(ばっ)
希望(のぞん)→望(のぞ)ん・午後(ひい)→昼(ひい)・洋傘(かさ)→傘(かさ)

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