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薩摩狂句

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薩摩郷句誌「渋柿」 第685号 8月号

雑吟     永徳天真選

一番槍 盆踊(ぼんおど)い 今年も亡母(かか)ん 下駄で出(で)っ [中間紫麓]
二番槍 実家(さ)て帰(もど)っ 炊事(まかね)ん加勢(かせ)じゃ せじ食(たも)っ [山路野菊]
三番槍 毎晩(めばん)俺(お)い 焼酎(しょちゅ)を供(そな)えち 爺(じ)の遺言(ゆおっ) [植村昭子]
四番槍 貧乏暮(ひん)ぐらし 其(そ)や其(そ)いないに 笑(わ)れもあっ [吉丸セツ子]
五番槍 背負(かる)た孫 今じゃ結婚(といえ)ん 支度(した)くしっ [大西学老]
六番槍 病気(やんめ)いな 触(ふ)れじ帰(もど)った 見舞(みめ)ん客(きゃっ) [上山天洲]
七番槍 蝉(せっ)捕(と)いの 指南のすっち 待(ま)っちょい爺(じ) [西 幸子]

渋柿集

中村雲海 美味(う)め焼酎(しょちゅ)で 毎晩(めえばん)しちょい 内臓(わた)洗浄(せんじょ)
大将(おしょ)振(ぶ)って 畳(たた)ん掛(か)けたや 火傷(やけじょ)しっ
脂切(あぶらぎ)れ 栄養(えいよ)が欲(ほ)しち 叫(おら)っ肌
業界が 真っ青(さ)おなった 肉(にっ)の事故
素面(しらふ)でな どしてん出来(でけ)ん 千鳥足(ちどいあし)
有川南北 震災の めども立(た)たんて 内輪揉め
菅おろし 昨日(きぬ)ん同志(どし)ずい 弓(ゆん)ぬ引(ひ)っ
ながし雨 三日続けば 厭(あっ)がきっ
放射能(ほうしゃの)が 来(く)っどち幼児(ちび)を 寝(ね)せつけっ
夕涼(ゆうすず)ん 縁台(ばんこ)ん娘(おご)を 叫(おら)ばせっ
弓場正己 浮かれ世い 天の戒(いまし)め 放射能
我(わ)が体 厭(いと)わじ見舞(みめ)ん 両陛下
定年後 背広どん着て 畑仕事(はいしごっ)
辞(や)むい気も 出世すい気も 無(な)か息子
我(わ)が腹を 痛めた子供(こど)み 泣(な)かされっ
堂園三洋 同(ひと)っ事(こ)つ くどくど吐(か)やす コマーシャル
爺(じい)ちゃんに 似れば禿(は)ぐっち 孫ん心配(せわ)
美人(びじん)医者(い)しぇ 血圧(けつあ)ちゃ二百(にひゃ)く 軽(か)る越(こ)えっ
醜男(ぶにせ)亭主(て)し 恵(のさ)っ浮気ん 心配(せわ)は無(の)し
如何(いけ)な血が 流れちょっとか 臍曲(へそまが)い
永徳天真 痒(か)い背中 其処(そこ)其処ち女房(か)け 掻(け)っ貰(も)ろっ
晩酌(だいやめ)あ 俺(お)や焼酎(しょちゅ)女房(かか)は 高価(た)けワイン
酒癖ん 別(べっ)な人格(じんか)き 酔(え)も醒(さ)めっ
少(ちっ)とずっ 汗ん結晶(けっしょ)で すい復興(ふっこ)
メールしで 話(はな)すば聞(き)てん 上(うわ)ん空(そら)
樋口一風 節電(せっでん)ち 団扇(うっば)ん風で 我慢(きば)らせっ
肩を抱(で)っ 暗闇(くらす)み消えた 六月灯(ろっがっど)
汗掻(あせか)っが 節電(せっでん)の夏(な)ち 擾(こな)されっ
娘(こ)んビキニ 布(きれ)が小(ちん)けち 父親(とと)が叱(が)っ
ひょかっ客(きゃっ) シュミッ一枚(いっめ)ん 妻(かか)あ騒動(そど)

山椒集 題「暑(ぬ)き」     有川南北選

我(わ)が家(え)でな 兵児(へこ)一本で クールビズ [植村昭子]
ないじゃれば こん暑(ぬ)き最中(さな)け 披露宴 [石塚律子]
暑(ぬ)くしてん ひん脱(ぬ)がならん 防護服(ぼうごふっ) [澤津乙名]
五客一席 暑(ぬ)き日じゃが 実(みの)ゆ楽(たの)しみ 田草(たぐさ)取(と)い [吉岡道場]
五客二席 ど暑(ぬっ)さい シミズ一枚(いっめ)で 女房(かか)は料理(じゅ)っ [入来創雲]
五客三席 暑(ぬっ)さ除(よ)け 校舎ん窓い 瓜(うい)が這(ほ)っ [弓場正巳]
五客四席 また今日(きゅ)もか 暑(ぬ)きち帰(もど)れば 冷素麺(ひやそめん) [北村虎王]
五客五席 暑(ぬ)き暑きち 言(ゆ)めち思(お)もどん こん暑(ぬっ)さ [樋口一風]
選者吟 風鈴も コトッ動(うご)かん こん暑(ぬっ)さ [有川南北]

龍虎集 「時事吟」     堂園三洋選

生肉(なまに)くば 食(く)おか食(く)めかち 箸(は)しゃ迷(まよ)っ [吉岡道場]
倒閣(とうかっ)が 仕事(しごっ)じゃろそな 永田町 [上薗佳笑]
アロハ言(つ)で 役場(やっ)べも下駄で 気楽(きだ)き行(い)っ [石塚律子]
四天王一席 神話をば 信じた挙句(あげ)き 泣(な)かされっ [楠八重渓流]
四天王二席 原発(げんぱっ)の 発表(はっぴょ)は小出し 当てならじ [原田菊男]
四天王三席 節電で 団扇(うっば)が頑張(きば)い 世いけなっ [折田さくら]
四天王四席 馬毛島が 何時(いっ)の間(こ)めにか きな臭くそし [満留ぐみ]
選者吟 被災地で 頑張(きば)いカラフル やねだん号(ご) [堂園三洋]

郷句相撲 題「乏(とぼ)し」

横綱(東) 胸を張(は)っ エコ暮らしじゃち 乏(とぼ)し世帯(しょて) [西 幸子]
横綱(西) 被災地い 乏(とぼ)し財布(ふぞ)かあ 諭吉(ゆき)つ出(で)っ [吉岡道場]
大関(東) 脳トレで 乏(とぼ)し脳味噌(のみそ)い 活(か)つ入(い)れっ [諸木小春]
大関(西) 職(しょ)か無(ね)孫(ま)げ 乏(とぼ)し年金 握(にぎ)らせっ [中間紫麓]
関脇(東) 再審で 乏(とぼ)し証拠が 無罪(むざ)いなっ [盛満椒平]
関脇(西) 放射能(ほうしゃの)ん 乏(とぼ)し情報(じょうほ)い 募(つの)い心配(せわ) [津留見一徹]
小結(東) 赤提灯(あかちょちん) 乏(とぼ)し小遣銭(こつけ)じゃ 素通(すど)ゆしっ [石塚律子]
小結(西) 乏(とぼ)し金(ぜん) 義理張(ぎいは)ゆしかて 夫婦(みと)喧嘩(げんか) [弓場正巳]
筆頭(東) 乏(とぼ)し財布(ふ)ぜ こぎいこぎいで すい買物(けもん) [満留ぐみ]
筆頭(西) 乏(とぼ)し財布(ふ)ぜ また借(か)い貰(も)れん 金(ぜん)相談(そだん) [中囿和風]
二枚目(東) 乏(とぼ)し米 持(も)っ寄(よ)っ飢えを 凌(しの)だ村 [有馬純秋]
二枚目(西) 連休(れんきゅ)明け 爺(じい)の財布(ふぞ)どま 乏(とぼ)しゅなっ [市来流星]
三枚目(東) 老後用(ろうごゆ)ん 乏(とぼ)し小遣(こづけ)い 将来(さっ)が心配(せわ) [畑山真竹]
三枚目(西) 脳トレち 乏(とぼ)し頭(びんた)で 郷句(く)を捻(ひね)っ [楠八重渓流]
四枚目(東) ただでせか 乏(とぼ)し財政(ざいせ)い 津波(つなん)補償(ほしょ) [植村昭子]
四枚目(西) 何(ない)もけん 乏(とぼ)しが頑張(きば)っ 震災地 [江口紫朗]
五枚目(東) 郷句(く)作(つく)いも 乏(とぼ)し頭脳(びんた)じゃ 時間(ひま)が要(い)っ [二見愚楽満]
五枚目(西) 乏(とぼ)し頭髪(け)を あの手この手で 撫(な)でつけっ [福冨野人]
六枚目(東) 久振(なごぶ)いの デートい心配(せわ)な 乏(とぼ)し財布(ふぞ) [入来創雲]
六枚目(西) 乏(とぼ)し水(み)ず 分け分け飲(ぬ)じょい 避難先(ひなんさっ) [米元年輪]
七枚目(東) スナックにゃ 乏(とぼ)し小遣(こつけ)じゃ 行(い)かならじ [澤津乙名]
七枚目(西) 乏(とぼ)し財布(ふぞ) 買物籠(けもんかご)どん 計算(さんにょ)しっ [花園ちづ]
八枚目(東) 財源な 乏(とぼ)して大(ふと)か マニフェスト [福山吉連]
八枚目(西) 乏(とぼ)し五体(ごて) じゃが金(ぜん)ぬ持(も)っ 強(つ)え爺様(じさま) [埀野剣付鶏]
親方吟(東) 乏(とぼ)し耳(みん) 何度も親父(とと)い 叫(おら)ばせっ [樋口一風]
親方吟(西) また飯(めし)か 乏(とぼ)し食欲(しょくよ)き 大息(うい)く付ちっ [西ノ園ひらり]

薩摩郷句作品集(薩摩狂句集「くろぢょか」より抜粋)

弓場正巳 両方(まんぼ)とめ 集(よ)すれば口(くっ)が わぜ違(ち)ごっ
初出場(はっしゅつじょ) 一点入(い)れっ 町(ま)ちゃ大騒動(うそど)
売出(ういだ)しの 広告(こうこ)かずるっ 女房(かか)が切(き)っ
吉崎しづか 解剖室(かいぼしっ) 医者ん卵が 目を見出(みで)っ
波(なん)の音(お)て 目覚(めざ)めっ旅(たっ)の 夜(よ)が長(な)ごし
見舞(みめ)ん客(きゃ)き 腹で暴れた 石(い)す見(み)せっ
吉永護謨毬 じゃがじゃがち 諄(く)で酔払(よくれぼ)を 寝(ね)せつけっ
心太(ところてん) 総入歯(かんぶ)ゆ外(は)じっ 啜(すす)い込(く)っ
石段(きざ)上(のぼ)い 滑(すべ)らん草鞋(わら)じ 目が集(たか)っ
吉丸セツ子 裏口(うらぐ)つば 噂(うわ)せなろそな 影が入(い)っ
野良(はい)戻(もど)い 縁側(えんが)へ転(ころ)っ 鼻が鳴(な)っ
栄転も 岸(き)す離(はな)れたや 気細(きぼ)すなっ
吉満古参岳 新米(しんめ)課長(かちょ) 大(ふと)か認印(みとめ)い 彫(ほ)いかえっ
巻茣蓙(まっござ)も 担棒(いねぼ)いきびっ 浜下(はまくだ)い
歯痒(はが)いこっ 隣(つっ)の畑にゃ 夕立雨(さだっあめ)
吉満ささ舟 茣蓙枕(ござまくら) たしね髪(かん)のば こすい切(き)っ
一代物(いっでもん) 言(ちゅ)た箒(ほっ)売(う)いが またも来(き)っ
茶を飲めち 言(ゆ)どん自在鉤(じでか)ぎゃ 吊ったない

第111回南日本薩摩狂句大会 兼題「大笑(ひたわ)れ」 堂園三洋選

特選 大笑(ひたわ)れが 魅力(みりょ)く台無(だいな)し なけた美人(シャン) [上籠若菜]
秀一 大笑(ひたわ)れあ 東北(とうほ)き悪(わ)りち 爺(じ)が叱(くる)っ [小瀬一峻]
秀二 厳(い)ね課長(かちょ)を 祝(ゆえ)ち大笑(ひたわ)れ しっ送(おく)っ [上籠若菜]
秀三 子が合格(うか)っ 家(え)は大笑(ひたわ)れん 解禁日 [上山天洲]
秀四 きみまろが 大笑(ひたわ)れさせっ 腹が減(へ)っ [前村泰山]
秀五 大笑(ひたわ)れで 母親(はほ)あ急場を 切(き)い抜(ぬ)けっ [福冨野人]
軸吟 婆(ば)を真似(まね)っ 大笑(ひたわ)れをすい 九官鳥(きゅうかんちょ) [堂園三洋]

第111回南日本薩摩狂句大会 兼題「はしと」 弓場正巳選

特選 山遭難(やまそなん) はしとせんかち 抱(だ)っ起(お)けっ [今釜三岳]
秀一 胸(む)ねはしと 仕舞(しも)かて疲(だ)れた 姑(しゅと)ん小言(ぐぜ) [石塚律子]
秀二 はしとせち 呆(ぼ)やし演説(えんぜ)ち 野次が飛(つ)っ [上山天洲]
秀三 はしとした 牛(べぶ)ん喧嘩い 島は沸(うぇ)っ [堂園三洋]
秀四 今日(きゅ)位(ぐらい)は はしとしちょけち 参観日 [諸木小春]
秀五 荒海(あらうん)に はしと舵(か)ず取(と)っ 漁場(ぎょ)べ向(む)こっ [米元年輪]
軸吟 ゴール前 馬(うんま)いはしと 鞭(む)つ入(い)れっ [弓場正巳]

第111回南日本薩摩狂句大会 兼題「所帯(しょて)」 有川南北選

特選 子が合格(とお)っ バラが咲(せ)たよな 所帯(しょて)いなっ [堂園三洋]
秀一 倹約(けんやっ)が 家訓言(ちゅ)おそな 所帯(しょて)暮らし [福冨野人]
秀二 所帯(しょて)繰(ぐ)いに 慣れたや女房(かか)が 威張(いば)い出(で)っ [江口紫朗]
秀三 帰(もど)っ来(き)ちゃ 素手じゃ帰(もど)らん 所帯(しょて)魂(だまし) [下栗志乃]
秀四 良(よ)か所帯(しょて)を 津波(つなん)が根刮(ねこそ)ぎ 破壊(がんくえ)っ [二見愚楽満]
秀五 金(ぜん)の無(な)か 所帯(しょて)じゃが家族中(けねじゅ) 丸(ま)る暮(く)れっ [山元自在鉤]
軸吟 貧乏(びんぶ)所帯(じょて) 盗人(ぬすと)ん心配(せわ)あ 無(ね)ち鼾(いびっ) [有川南北]

第111回南日本薩摩狂句大会 兼題「天井(つし)」 中村雲海選

特選 豊作(ほうさっ)で 天井(つし)の梁(はい)どま ずん垂(だ)れっ [稲田切株]
秀一 天井(つし)の染(しゅん) 女性(おなご)ん裸(はだ)け 見(み)えっ騒動(そど) [満吉満秀]
秀二 地球(ちきゅ)ん天井(つ)しゅ 突(つ)っ破(きゃぶ)ろそな スカイツリ [上籠若菜]
秀三 満天の 星(ほ)す天井(つ)し眠(ねぶ)い 山男 [郷田悠々]
秀四 チュウち言(ゆ)が 天井(つし)にゃ登(のぼ)れん メタボ猫 [白澤黒猫]
秀五 免許取(と)い 寝(ね)てんコースい 見(み)ゆい天井(つし) [堂園三洋]
軸吟 無重力(むじゅうりょっ) どっちが天井(つし)か 宇宙船 [中村雲海]

第41回若法師忌・第24回雪尾忌句会 兼題「勘(かん)」 上山天洲選

勘食(かんく)ろた 亭主(て)す騙(だま)けかて 切(せっ)ね看病(かびょ) [吉岡道場]
晩の客(きゃ)き 勘の悪(わ)り女房(かか) 茶どん出(で)っ [木佐貫白猫]
警察(けいさっ)の 犬(いん)も顔負け 女房(かか)ん勘 [植村昭子]
政治家ん 勘な金(ぜん)にな 凄(わ)ぜ冴(さ)えっ [原田菊男]
普段(かねっ)無(な)か 亭主(とと)ん鼻歌(はなう)て 勘ぬしっ [市来流星]
ミニん膝(ひ)ぜ 勘が狂(く)る始(で)た 呆(ぼ)え箸戦(なんこ) [津留見一徹]
勘じゃろか 助手席(じょしゅせ)き女房(かか)が 塩を撒(め)っ [上薗佳笑]
選者吟 平常(かね)ちゃ疎(う)て 女房(かか)が浮気にゃ 素早(すば)え勘 [上山天洲]

第41回若法師忌・第24回雪尾忌句会 兼題「面白(おもし)て」 堂園三洋選

日替(ひがわ)いで 本当(まこ)て面白(おもし)て 妻(かか)ん機嫌(ごっ) [楠八重渓流]
茶飲(ちゃの)んしか 面白(おもし)て事(こ)ちゃ無(ね) 老夫婦(おんじょみと) [満吉満秀]
あやそいも 面白(おもし)て顔(つ)れな 泣(な)っでけっ [吉岡道場]
パトが来(き)っ 面白(おもし)となった 夫婦(みと)喧嘩(げんか) [永徳天真]
遣(や)い繰(く)いが 面白(おもし)て言(ちゅ)でた 可哀相(ぐら)し妻(かか) [鶴田昌憙]
面白(おもし)てとじゃろか 逝(い)たない 帰(もど)っ来(こ)じ [上薗佳笑]
婚活で 面白(おもし)と語(かた)い 好(す)かん奴(わろ) [中村雲海]
選者吟 人ん衆(し)が 面白(おもし)て顔(つら)ち 俺(お)ゆ褒(ほ)めっ [堂園三洋]

その他の秀句 (順不同)

婆(ばあ)ちゃんも 行(い)こやち言(ゆ)時(と)きゃ 財布(ふぞ)が当て [佐伯山神]
好男子(よかにせ)ち 女房(おかた)一人(ひとい)が 言(ゆ)てくれっ [石塚律子]
日曜(にちよ)大工(でっ) 小言(ぐぜ)い手伝(こど)いが ひん逃(に)げっ [入来創雲]
此(こ)ん暑(ぬっ)せ 良(よ)か肌持(はだもっ)ち 繁茂(ほこ)い草 [前田あやめ]
ポストいも 愚痴(ぐぜ)を聞かせた 千鳥足(ちどいあし) [福冨野人]
後(あと)あ紙(か)む 張(は)いしか無(ね)よな 超ビキニ [津留見一徹]
我が子いな 捨(うっ)せ育(おや)しが 孫は別(べっ) [西 幸子]
朝顔い 明日(あした)会(お)が言(ちゅ)っ 蕾(つぼ)み水(みっ) [今井夢紫]
恥(は)ず知(し)たん 被災募金ぬ 騙(かた)い詐欺 [下栗志乃]
出世をば 努力(どりょ)きゃ褒(ほ)めんじ 運(ふ)を妬(しょの)ん [樋口一風]
慣(な)れん旅行(たっ) イエスイエスで 大(ふ)とか支払(は)れ [湯前為一]
育休を 給料(はれ)ん安(や)し亭主(て)しゃ 請(う)け被(かぶ)っ [上村牛歩]
鼻声い 直(いっ)き応(こた)ゆい 健(さか)し亭主(てし) [新森鶏冠]
振られ青年(にせ) さっぱいしたち 負け惜(おし)ん [上山天洲]
竹ん子が 脱(に)だ着物(いしょ)今度(こん)だ 団子(だご)が着(き)っ [石原ミエ子]
大笑(ひたわ)れも 青年(にせ)は片頬(かたふ)ち じっ我慢(きば)っ [白澤黒猫]
ずんだれを はしと仕付けた 自衛隊 [郷田悠々]
所帯(しょて)持(も)っち 知(し)たじ厄介(やっけ)な 恋(こ)ゆばしっ [樋口一風]
大根葉(でこんば)で 三品(みしな)あ作(つく)い 倹(つま)し所帯(しょて) [津留見一徹]
長病臥(ながねお)い 何度数(か)んぜた 天井(つし)の節(ふし) [郷田悠々]
素穂抜(すぼぬ)こち すれば巻付(めち)ちょい 孫ん勘 [大器]
狂壇の 面白(おもし)て唱(しょう)で 郷句(く)が光(ひか)っ [原田菊男]

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