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狂句道場

薩摩狂句基礎講座(二十五) 塚田黒柱

※誇張法について
横(よん)ごが家(え) 犬(いん)ずいニャンち きし吠(ほ)えっ

 薩摩狂句の手法の一つに誇張法があります。
上の句のようなこてゃ実際にはありえないことですが、理屈抜きに思わず笑ってしまうのではないでしょうか。
犬がニャンと吠えるはずが無いと言ってしまえばそれまでです。
しかし、それでは狂句の面白みは味わえないでしょう。
 この句の場合、現実には起こりえない大げさな表現をすることによって、「横ご者」が見事に浮き彫りにされていると思います。
「まさかそんな事があるものか」と言わせるいとまを与えないうちに、読み手を笑わせてしまう面白さがあります。
誇張法がうまく使われた代表的な例の一つと言えましょう。
 ただ気をつけなければならないのは、あまりに誇張が過ぎて、読み手に「まさか」と反発される危険性もあるということです。
 他の手法の場合も同じですが、特に誇張法の成否は、自分だけが満足するのではなく、読み手の賛同が得られるかどうかにかかっているといえましょう。
別の言い方をすれば、作者と読み手の阿吽の呼吸が一致して初めて成立するといっていいかもしれません。
そうでなければ、独り相撲になるおそれもあるわけです。
それだけに、かなり難しい手法であることも念頭において使う必要があるようです。

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