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狂句道場

想像の余地を残す (「にがごい」第23号より) 塚田黒柱

婆(ば)あ二度寝(にどね) 戸が開(あ)かんどち 外じゃ騒動(そど)  翠里

「普段(かね)ちゃ人よっか早(は)えとい、今朝は何事(ないごっ)じゃろかい」
「救急車を呼(よ)ばんでん良か どかい」?
「そんた、まだ早(は)えが」
近所の人達が集まって心配そうに話している様子がこの句からはよく 伝わってくるようです。
家の中のお婆さんは外でのそんな騒動にはお構いなくゆっくり二度寝を楽しんで いるのでしょう。
次から次へと読む人の想像の輪が広がっていきます。

何から何まで全部言い切ってしまっては、面白くないわけです。
読む側に想像の余地を残すことが大切ではないでしょうか。

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